「異業種からIT転換」
あ。と思ったそこのあなた!ぼくもそうです。
「ITの知識がない自分には、IT転職なんて無理だ」って、わりと本気でそう思ってた。
興味はあるけど、興味だけじゃ乗り越えられない壁がある。って感覚。プログラミングとかインフラとか、ゼロから勉強しないといけないのに、そこに現場仕事の経験なんて関係あるのかな、って。
でも最近、ちょっとその見方が変わってきた。
東京都が4月から始めた事業が気になった
2025年4月1日から、東京都が「中小企業デジタルコンシェルジュ」という事業をスタートさせた。中小企業のデジタル化を、専門家が一緒に伴走しながら支援していく、という取り組みらしい。
で、ここで面白いなと思ったのが、求める人材の話だ。
ITの専門家だけじゃなくて、他の業界で実務経験を積んできた人が、現場の目線でアドバイスする役割を担うことが期待されている、というのだ。
正直、最初に読んだとき「あ、これ自分のことじゃないか」と思った。ちょっと都合よく解釈しすぎかな、とも思ったけど。
倉庫で毎日やってた、あの無駄な時間
配送の倉庫で働いていたとき、困ったことがあった。
仕分けの判断に迷ったとき、答えを知っている人はいつも決まっていた。というか、その人の頭の中にしか基準がなかった。マニュアルとかルールブックとか、そういうものは存在しなかった。
確認しようと近づくと、電話中。5分後にまた行く。まだ電話中。
しょうがないから「たぶんこうだろう」で進める。でも心のどこかで「これで合ってるのかな」と引っかかったまま作業を続ける、みたいな。
そのたびに「なんでこうなってるんだろう」と思ってた。べつに怒っているわけじゃなくて、純粋に疑問だった。誰が悪いとかじゃなく、そういう仕組みになってしまっている、という感じ。
これが「属人化」というやつで、たぶん同じような風景はいろんな現場に存在していると思う。
「未経験だから不利」って、本当にそうなのか
IT転換を考え始めると、どうしても「自分には知識がない」という部分が気になる。それは正直、今もある。
でも、さっきの倉庫の話を思い出してみると、あの「なんでこうなってるんだろう」という感覚って、けっこう大事なんじゃないかと最近思う。
現場で何が非効率なのか、肌でわかる。困っている人が何に困っているか、なんとなく言語化できる。ITを導入しましょう、と言われたとき、現場の人が「でも実際どうやって?」と感じる部分を、ちゃんと想像できる。
それって、IT一本でやってきた人には、すぐには身につかないことだと思う。たぶん。断言はできないけど、少なくとも自分はそう感じている。
「未経験」というより、「別の経験を持ってる」と言い換えるだけで、ちょっと見え方が変わる気がした。
まだ途中だけど、方向性は間違ってないと思いたい
東京都の事業は、一つのサインだと受け取っている。大げさかもしれないけど。
「現場×IT」の橋渡し役を、社会が必要としはじめているなら、自分がIT学習を続ける意味も、ちゃんとある気がする。
倉庫で感じた「なんでこうなってるんだろう」という引っかかりが、いつか誰かの現場の課題を見つける目になるかもしれない。なるといいな、と思っている。
武器は、もしかしたらもう持っているのかもしれない。あとは磨くだけ、というのはちょっとカッコよく言いすぎかもしれないけど、まあ、そういうことにしておく。
同じように異業種からIT転換を考えている人がいたら、現場で積み上げてきたものを簡単に手放さなくていいと思う。少なくとも、自分はそう信じて続けてみるつもり。
だからいまは、PL-900の学習を進めて、ITへの抵抗を減していこうとしてる。
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