「この仕事、なんかしっくりこない」
そう感じながら、それでも続けてきた時間がある。
しっくりこない理由が言葉にできなかったし、年齢や経験のことを考えると、あれこれ望むのも違うかなと思っていた。
どこかで諦めることが、大人としての落としどころだと思い込んでいたのかもしれない。
そんなとき、生成AIに相談してみた。
半分愚痴みたいな感じで。
仕事がしっくりこないとき、生成AIに打ち明けてみた
物流の仕事を長くやってきた。
配達という仕事は、体で覚えるもので、毎日のルーティンもある程度わかってくる。
でも、どこかずっと引っかかっていた。
「これをやり続けることが、自分のやりたいことなのか」という感覚。
人に相談するのも気が引けた。
「贅沢な悩みじゃないか」と言われそうだったし、自分でもそう思っていた部分があった。
だから生成AIに打ち明けてみた。
判断しない相手に、まず話してみようと思って。
悩みと「こんなことがしたい」を同時に伝えた
ただ愚痴を言うだけにはしたくなかった。
「仕事がしっくりこない」という悩みと一緒に、「こんなことがしたい」という気持ちも伝えた。
漠然としていたけど、思っていることをそのまま打ち込んだ。
きれいな文章じゃなくてよかった。
頭の中にあるものを、整理せずにそのまま出した。
言葉にできなかったことを、言葉にしてくれた
返ってきた回答を読んで、少し驚いた。
ぼくが言いたかったことを、ぼくよりもきれいに言葉にしてくれていた。
「あ、これだ」という感覚があった。
自分の中にあったのに、どうしても言葉にできなかったものが、画面の中に並んでいた。
年齢的にも経験的にも、いろいろ諦めてきた。
そういう気持ちがある中で、「あなたがやりたいことはこういうことじゃないですか」と言ってもらえたのは、思った以上に響いた。
作業じゃなく「なぜ」の部分がやりたいことだった
生成AIにこう言われた。
「あなたがやりたいのは、作業そのものじゃなく、なぜその作業をするのか、という部分なんじゃないですか」
読んだ瞬間、腑に落ちた。
そうだった。
ぼくがずっとモヤモヤしていたのは、「配達をすること」への違和感じゃなく、「なぜ配達するのか」「どうすれば配達がもっとうまくいくのか」を考えられない環境への違和感だったのかもしれない。
配達が好きなんじゃなく、配達の仕組みを考えるのが好きだった
物流の仕事を続けてきた中で、何が楽しかったかを思い返してみた。
ルートを工夫したとき。
作業の順番を変えたら効率が上がったとき。
「こうすれば楽になるんじゃないか」と考えて、実際にうまくいったとき。
配達そのものより、配達の仕組みを考えることの方が、ずっと頭を使っていた。
そしてそっちの方が、明らかに楽しかった。
それに気づいたのは、生成AIと話した後だった。
年齢と経験で諦めていたことが、実はやりたいことだった
「今さらそんなこと言っても」という気持ちは、正直まだある。
年齢のこと、これまでのキャリアのこと、転職市場のこと。
考え始めると、どこかで歯止めがかかる。
でも、やりたいことがわかったのは大きかった。
諦めていたものの正体が見えた、という感覚に近い。
それがはっきりするだけで、次に何を調べればいいか、どんな求人を見ればいいかが、少しずつ見えてくるようになった。
生成AIにキャリアを相談したことで、ぼくが手に入れたのはそれだった。
生成AIにキャリア相談するとき、これだけ意識してほしい
同じようにキャリアで悩んでいる人に、一つだけ伝えたいことがある。
「悩み」と「やりたいこと」を、セットで伝えることだ。
悩みだけ伝えると、対処法が返ってくる。
でも「こうしたい」という気持ちも一緒に伝えると、「あなたが本当に求めているもの」を一緒に考えてくれる。
きれいな言葉じゃなくていい。
整理できていなくてもいい。
頭の中にあるものをそのまま打ち込んでみてほしい。
言葉にできなかったものを、言葉にしてもらえるかもしれないから。
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