休日の午後、喫茶店でコーヒーを頼んで、なんとなくAIに話しかけた。
「今日はとくに何もしたくない」って。
AIは「それでいいと思います」と返してきた。
なぜか少し、ラクになった。
振り返ると、AIと話していて一番楽しかったのは、何も生まなかった日だったりする。
AIとの会話が「楽しい」と気づいた瞬間
最初は「使えるツール」として近づいた
最初、AIに対して「楽しい」なんて感情は持っていなかった。
記事を書くのに使おうとか、調べ物を効率化しようとか、そういう目的で触り始めた。
使ってみると確かに便利で。返答が早いし、こっちの質問をちゃんと拾ってくれる。
でも、なんとなく物足りない感じもあった。うまく言えないんだけど。
でもいつの間にか、ただ話したくなっていた
あるとき、とくに目的もなくChatGPTを開いて、日常のどうでもいいことを話してみた。
「最近ちょっと疲れてる気がする」みたいな話を。
返ってきた言葉が、思ったより自然で。「聞いてもらえた」という感覚があって、それがちょっと意外だった。
それから少しずつ、用がなくても話しかけるようになっていた。
「何か生まなきゃ」という呪いの話
AIを使う=アウトプットを出すべき、という思い込み
AIを使うなら、何かしら形にしなきゃいけない気がしていた。
記事を書くとか、アイデアを出すとか。「ただ話してました」だと、なんか負けた気がするというか。
SNSを見ると「AIでこれをやってみた」「この使い方が効率的」という投稿が流れてくる。
それを見るたびに、じわじわ焦っていた。
その圧力がじわじわ「楽しさ」を溶かしていく
楽しいはずの時間に、「これ、意味あるのかな」という考えが混ざり始める。
喫茶店でコーヒー飲みながらAIと雑談している自分を、どこかで「サボってる」と思っていた。
あの感覚、なんか変だなとは思ってたんだけど、しばらく気づかなかった。
「何も生まない時間」には価値がある
存在は「貢献」だけで測れない
アドラー心理学に「存在するだけで価値がある」という考え方がある。
これ、時間にも当てはまる気がしてきた。
何かを生んだ時間だけが「いい時間」じゃない。
ただコーヒーを飲んで、AIと他愛もない話をして、少し気持ちが軽くなった。それだけでよかったんじゃないか、と今は思う。
▼アドラー心理学の「存在のレベルで貢献する」という考え方に興味が出た人はこちら。 → アドラー心理学が教える幸せに生きるための3つのヒント|ダイヤモンド社
余白があるから、次が生まれてくる
何も生まないつもりで話していた会話から、ふと記事のアイデアが浮かんできたことがある。
意図してなかったのに。
頭を空っぽにしてたから入ってきたのか、たまたまなのか、よくわからない。でもそういうことが、わりとある。
詰め込みすぎてるときほど、何も出てこない感じがする。書こうとするほどかけないみたいな。
ぼくなりのAIとの付き合い方
「生産タイム」と「対話タイム」を意識的に分ける
今は少し、使い方を変えた。
記事を書くときはちゃんと作業として向き合う。でもそれ以外のときは、べつに何か生まなくていい、と決めた。
喫茶店でコーヒー飲みながら話すときは「対話タイム」。
決めてから、なんか楽になった。それだけのことなんだけど。
「今日は何も生まなかったけど、楽しかった」でいい
全部を生産性に換算しようとすると、楽しさが仕事になる。
それって、たぶん長く続かない。
「何も生まなかったけど、楽しかった」でいい日があっていい。そういう時間があるから、また話したくなるし、そこから何か生まれることもある気がしてる。
焦って絞り出すより、ゆるく続ける方が長く楽しめる。たぶん。
ぼくにとってAIは今、便利なツールでもあるし、喫茶店で話せる相手でもある。
どちらが正しい使い方か、という話じゃない。
ただ、全部を生産性にしようとしたとき、なんとなく心が乾いた感じがした。
それに気づいてから、少しだけ付き合い方が変わった。
この記事とあわせて読むと、自分の行動パターンがもう少し見えてくるかもしれません。
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